2015年度のビールスタイルガイドラインが公開!
2015.4.14
BREWERS ASSOCIATION※1(ブリューアーズ・アソシエーション)による、2015年度のビールスタイルのガイドラインがリリースされました。
毎年更新され発行されるスタイルガイドラインは、全世界のビール市場で参考資料として使用されています。
今年は、ビールスタイルの追加や情報更新が600以上行われたということです。
2015年度ビールスタイルガイドラインは、こちらをクリック(注意: 英語のみ)。
ビールスタイルガイドラインとは、様々なビールスタイル(ピルスナー、IPA、スタウトなど)の基準を定めているガイドラインです。
そのスタイルの色(SRM※2)、苦味(IBU※2)、あるべき香りと味、喉越しの感覚、ボディーの重さなどなど。
ビール審査会を行う際、このような基準から外れてしまっているビールは、減点の対象となり、審査をより効率的に行うことができます。
また、同じビールスタイルでも数百のブルワリーから出品がされると為、審査のばらつき(審査員の主観のみ)を防ぐことができます。
ジャーマンピルスナースタイルの基準は、下記の通りです。
色は、わら色から淡色。泡の層は、きめ細かく、濃厚で限りなく白色であるべき。
泡はすぐに消えず最後まで残るべき。モルトの甘さが仄かに香るべき。
DMS(オフフレイバー※2の一つで、クリームコーンのような香り)の風味は、プロの審査員が発見できる程度、一般に飲まれる方は、感じないレベルで存在するべき。
フルーティーなエステル香(洋梨、リンゴ、バナナ)やジアセチル香(バター)は、あってはならない。
ホップから生成される少々の硫黄香は、このスタイルの特徴でもある。ホップは、ノーブルホップ※2が明確に香るべき。ホップ由来の苦味は、中〜強く感じるべき。
ボディーは、ライト〜ミディアム。
アルコール度数は、4.6〜5.3。
IBUは、25-40
SRMは、3-4
皆様が、飲んでいるビールは、このスタイルガイドラインに沿ってますか?
※1: ブリューアーズ・アソシエーションは、2,300以上のクラフトブルワリーが所属する団体で、アメリカのクラフトビール文化のサポートと宣伝活動を行っています。
※2: ビール用語集を参考に、http://www.beer365.net/p/about/dictionary
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